失言によるネット炎上
ネット炎上の代表事例のひとつが失言です。芸能人、政治家をはじめ個人の方も含めて、ちょっとした一言で大きな問題に発展するケースは珍しくありません。
失言による炎上の特徴や事例を紹介します。
失言だと思っていない発言が多い
失言を発した当事者は、失言だという自覚や悪気が無いケースがあります。
価値観は人それぞれですが、それをSNSやブログ、メディアを通じて発信してしまうと、それに激怒した方からの非難が殺到します。
例えば、太っている人は性格が弄れている。女性営業社員が外回りで仕事を取って来るのは枕営業をしている。などといった偏見やごく一部の事例を決め付ける発言などは、それに該当する方から反感を買います。
冗談のつもりが大問題に
失言でよくあるケースが本人は冗談や例え話など軽い気持ちで発した言葉を、ネットユーザーに本気で捉えられてしまうケースです。
人は会話をする中でダイレクトに言葉を発するよりも、ユーモアを交えた例え話をする事を好みます。
うまく活用すれば、気さくで話が上手いなど高評価を得られますが、一歩間違うと問題発言として捉えられ炎上の火種になります。
こうしたケースの代表事例をまとめました。
・西川史子がキャンペーンで新商品のスムージーを出された際に「犬のゲロみたい」と例える
・森元首相がオリンピックのフィギュアスケートで転倒した浅田真央に対して「あの子は大事な時に必ず転ぶ」と発言
・石原慎太郎元都知事が「閉経してしまって子供を生む能力がない人間が長生きしているというのは地球にとって非常に悪しき弊害」と雑誌のインタビューで答え訴訟にまで発展
知識不足による失言
人を相手に会話をする際は、ある程度情報がなければ突っ込んだ事を聞いたりしてはいけません。
疑問に思った事や、その人を見下すような発言は、しっかり相手の立場や状況を見極めて慎重に行う必要があります。
代表的な事例はミヤネ屋の宮根誠司がスキージャンプの葛西選手が活躍した際に、ゲストに来ていた船木選手に対して、「あなたも、もう一度現役復帰すればいい」と発言。
しかし船木選手は現役選手で引退をしていません。弁明をすると、「それなら次のオリンピックを目指せばいい」とアドバイス。
船木選手は「もちろんそれも目指しています」と回答。
オリンピックメダリストに対して非常に失礼な発言としてネット上で炎上しました。